大小路町
大小路の見どころ
大小路町の見どころは、おっしゃい隊と大おかめです。
大小路のおっしゃい隊の口上は、「桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた きびだんごひとつわたしにくださいな あげましょう あげましょう 大小路とどこまでも」のようによく聞くと桃太郎の物語になっています。
これは、大小路の山車人形が桃太郎ということに由来しますが、聞いていてとても楽しい気持ちになりますよね。
また、2日目の山車パレードなどでは、通常の10倍以上ある大きなお面のおかめが出てきます。とても目立つのでぜひ注目してみてください。
大小路の歴史
大小路町は、JR石岡駅西口側すぐのエリアを指します。この「大小路」という地名は、中世に国府が置かれた土地でよく見られます。国府の街を縦横に走る大路や小路にちなんだとする説がありますが、石岡の大小路町が発展したのは昭和29年の鉄道開通と石岡駅の開業が大きな契機となりました。
明治初期までは田畑が広がっていたこの地域も、鉄道の開通で街が広がり、駅を中心に街路が整備されました。その結果、大小路は石岡の玄関口として発展し、桐材加工業や繭糸市場が設立されるなど、昭和初期には活気ある商業地となりました。
昭和30年を過ぎる頃には、大小路は駅前の中心商業地となり、田んぼだった面影はなくなりました。大小路は、鉄道とともに石岡の発展を支えた象徴的な町と言えます。