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7度半の迎えをうけて出ると言われるささらとは

富田町のさららは、土橋町、仲之内町の獅子とともに、神輿の露払いをつとめる格式高いものです。

この3つの町内の中でも、富田のさららは先頭をつとめることから、より格式高いことがわかります。

1日目の御仮屋への供奉行列の先頭と、3日目の総社宮への供奉行列の先頭の2回のみ見ることができます。とても貴重ですので、ささらが見たい方は、供奉行列の時間を確認して石岡に来てください。

7度半の迎えを受けて出ると言われており、劉備玄徳の三顧の礼の倍以上の回数というのが驚きです。

「半」というのは、8回目の出迎えに行こうとすると、途中まで出てきてくれていたというちょっぴりおちゃめな

一面もあります。

正確には、いつごろから登場したのかは分からないようですが、江戸時代中頃から記録があるそうです。

ささらは、大きく分けると獅子に分類され、地域によっては「ささら獅子舞」と言われます。

ささらは、全部で3匹で「老獅子」「若獅子」「女獅子」と呼ばれており、2本の角(女獅子にはない)を持ち、顔全体を黒漆で塗られています。目や歯、角の先端などは金箔が施されのどの部分には、軍鶏の羽があしらわれています。胸の前には、飾りの太鼓を持っています。

屋台の上では、笛と太鼓によるお囃子が演奏されており、石岡のおまつりのお囃子の中では唯一、笛が複数(3人程度)によって奏でられます。この笛の音色により、よりミステリアスで格式高い雰囲気が醸し出されています。

 

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