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石岡のおまつりが「雨祭り」と言われている理由とは?

石岡のおまつりには、決まってといっていいほど「雨」が降ります。9月という季節に開催しているということもありますが、台風が来ていることも少なくありません。

石岡のお祭は「雨祭り」とも言われ、それまどまで多く雨が降る理由について、考えたいと思います。

理由1 雨が多い日に開催している

例祭が執り行われる9月15日は、1年間で2番目に雨の多い日というのが1つ目の理由です。

例祭:石岡市の有形文化財に指定される常陸國總社宮の本殿で行われる、例大祭で最も重要な神事です。 毎年9月15日(固定)に総社宮の拝殿で氏子会長以下、神社総代や、氏子町内の代表者、各地からの来賓が参列して執り行われます。

日付 降水確率
1位 6月26日 70%
2位 3月30日、6月25日、7月3日、9月15日 56.7%
3位 6月20日、6月23日 53.3%

※1971年から2000年までの30年間(場所によっては1967年~1996年の間)の各地の天気予報のデータより

この表の通り9月15日は、一年間で2番目に雨が多い日で、半分以上の確率で雨が降っています。

理由2 金丸町の山車人形「弁財天」が雨を降らせている

金丸町の山車人形は、七福神の中で紅一点の弁財天(弁天様)です。弁財天は、インドの神聖な川・サラスヴァティに由来したヒンドゥー教の女神を指します。弁財天という名前は、仏教における呼び名です。水の神様なので特に農家から信仰されることが多く、雨を降らせてくれるありがたい神様でした。

そんなことから、金丸町の山車が出ると、弁財天にちなんで雨が降ると言われています。なんだか素敵な話しですね。

理由3 五穀豊穣を祈願する祭りだから

石岡のお祭は「五穀豊穣」を祈願する祭りと言われており、農作物が豊かに育つように、祈るお祭でした。「五穀」は主食となる穀物で、諸説ありますが米・麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)をいいます。どの農作物も豊かな水が必要で、そのためには「雨」が必要でした。

そのため、五穀豊穣を祈願する石岡のおまつりでは、毎年のように雨が降ると言われています。

 

 

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