1. HOME
  2. 参加町
  3. 土橋町

土橋町

土橋町の見どころ

土橋町の幌獅子は、県の無形民俗文化財に指定されており、神輿の露払い役を務める重要な役割を果たします。また、獅子頭は県の有形民俗文化財に指定されています。

この獅子頭の制作年代ははっきりとはわかっておりませんが、宝暦年間(1715~1764)頃、照光寺の本堂を修理した大工が板戸に描かれていた唐獅子を見て一念発起し、これを下地に獅子頭を作り始め、ある程度完成した後、町内の人達に獅子を揉んでもらいそれを観察して3年かけて完成させたそうです。そして、お世話になったお礼として土橋町に置いていったと伝えられています。

土橋町だけに伝わる『昇殿(しょうでん)の舞』という伝統ある舞があります。お祭り初日に神様を神輿に移す際に、土橋町だけが行う特別な舞です。昇殿の舞は前後2人で並び、獅子を担ぎます。

2人1組で前の人は鈴と幣束(紙垂のついた祭具)、後ろの人は獅子頭を持ち、腰を低く保ちながら、太鼓や笛の音に合わせゆっくりと、優雅でありながら力強く舞います。そのためこの舞は、2人の息がピッタリ合う必要があるため、お祭りの時期以外でも月に一度は練習を欠かせません。

お祭り当日は、獅子を見守る他の人たちも「御祈祷だ、御祈祷だ」と演奏に合わせ、声を出します。演奏×掛け声×優雅な獅子舞、この3つが掛け合わさり、昇殿の舞が完成します。

土橋町の歴史

土橋町は中町通りから石岡小学校に向かう通りの入り口の右側あたりの地域のことを指します。町名の由来については定かではありませんが、東燿寺(とうようじ)方面から流れ来る水路に土橋がかけられてあったということからこの町名がついたとも言われています。

土橋町という町名は江戸時代から昭和まで使われていたもので、昭和53年の住居表示法施行により、現在は府中二丁目となっています。

参加町名
土橋町
獅子頭製造年
不明