香丸町
香丸町の見どころ
香丸町の見どころは、迫力ある山車です。通常三層目は、幕がかかっていますが、香丸町は三層目も彫り物になっておりとても美しいです。踊り場の後ろ側も幕ではなく、木製の板がはめ込まれており筑波山が描かれています。
香丸町の歴史
明治時代、水戸に次ぐ県内第2の商都として石岡町は栄えましたがその中心は香丸町でした。香丸通りには酒、醤油、砂糖などの豪商が集まり、その多くは卸売業を営んでいました。香丸町の町名の由来は、中世府中の六名家の一つ「香丸家」です。
江戸時代の古文書「府中雑記」には、かつて香丸家という名家があり、今は途絶えてしまったと記されています。その後も、香丸家の名前は、香丸町として、町名として長く受け継がれていきました。
昭和53年には住居表示法施行により「府中一丁目・二丁目」と改称されましたが、香丸町は伝統と歴史を持つ地域として、今もその名を残しています。