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泉町

泉町の見どころ

泉町の見どころですが、何と言っても「い組囃子」です。石岡市内でも最も実力派との呼び声高い囃子連が演奏する石岡囃子は一見の価値があります。きつねを8匹も出して踊る姿は壮観です。また、獅子も2台出ており、幌獅子を2台並走して練り歩く「合わせ太鼓」が見られるのは、泉町ならではです。

泉町の歴史

泉町は江戸時代以降、水戸街道の玄関口として栄えた地域で、「常陸古跡案内しるべ」(天明4年)にもその賑わいが記されています。威徳院は現在も泉町内にあり、対岸には安産を祈願する安産不動尊があります。泉町は宝永年間までは「新宿」と呼ばれ、江戸初期に水戸街道が現在の位置に開通しました。これにより、旅人の休憩地として賑わいを見せました。

泉町という名前の由来にはいくつかの説がありますが、この町には一里塚という、街道の距離を示す目印がありました。また、泉町は江戸から水戸へと続く水戸街道の宿場町でもありました。町は石岡の端に位置し、当時は荒くれ者が多く、火消しと呼ばれる消防を担う若者たちが多く住んでいました。

その気性の荒い火消し衆は、石岡市内で火事が発生すると「いの一番」に駆けつけ、家屋を壊して火の延焼を防ぎました。その活躍が水戸徳川家に認められ、「い組」という称号を授けられたと言われています。

住居表示法施行により、昭和53年には泉町の常磐線以西が府中一・三丁目に改称され、昭和60年には常磐線以東が泉町となりました。このように、泉町は長い歴史と文化を持つ地域として発展してきました。

参加町名
泉町
山車人形
鍾馗
山車製造年
平成4年
お囃子
染谷囃子