茨城県の有名祭り来場者数ランキングTOP10

茨城県には、大規模なお祭りがたくさんあり、どのお祭りもとても魅力的です。今回は、茨城県のお祭りの中で、有名なお祭りの来場者数順にランキングにしてみました。
お祭りの価値や面白さは、来場者数で決まるものではありませんが、見学に行ってみる一つのきっかけにしていただけたら幸いです。
ランキング基準
令和5年度の茨城県観光客動態調査結果報告書を元に、1日あたりの来場者数をランキング。「お祭り」にしぼり「花火大会」を単独開催している場合には、除外しております。
目次
茨城県の有名祭り来場者数ランキングTOP10
1位 まつりつくば
研究科学都市と呼ばれるつくば市は、世界各国から多くの研究者が集まることから「地元住民はもちろん、それぞれの国や地域からあつまった人達も一緒に楽しめる祭り」をコンセプトに「まつりつくば」を開催するようになりました。
1番の見どころは、青森のねぶた祭りを取り入れた「ねぶたのパレード」です。さまざまな大きさのねぶたは、迫力満点で観客を魅了します。
また、よさこいなど各地域の文化を取り入れたパフォーマンスを楽しめるのもうれしいポイント。最先端の科学技術が集まる「スーパーサイエンスパーク」や「アートタウンつくば大道芸フェスティバル」などの魅力的なイベントも充実しており、子ども達も大喜びです。
つくば自慢の品や、さまざまなグルメが勢揃いしているため、つくば市の魅力を最大限に堪能できるお祭りといえるでしょう。
開催地 | つくば市 |
開催時期 | 毎年8月下旬 |
開催日数 | 2日間 |
一日あたり来場者数 | 240,000人 |
2位 石岡のおまつり
300年以上の歴史をもつ石岡のおまつりは、豊作を祈願するために始まったことから、別名「雨まつり」とも呼ばれています。
関西三大祭りの1つで、地元関係者のみならず県外からも多くの人が集まる有名なお祭りです。お祭りは3日間開催されますが、1番盛り上がりをみせるのは活気に溢れる2日目。
豪華な山車が街中を練り歩き、迫力満点の幌獅子も登場いたします。石岡のおまつりの山車には屋根がなく、その代わりに歴史を代表する人物の大きな人形が立っているのが特徴です。
中でも見どころなのは、石岡市の有形民俗文化財にも指定されている「日本武尊(やまとたけるのみこと)」の人形。人形の力強さに圧倒されること間違いありません。
数多い山車や幌獅子を効率よく見て回るなら「山車・獅子位置情報GPSサービス」の利用がおすすめです。お祭り当日は雨が降ることが多いため、参加する際は天気予報を確認し、雨具の準備を忘れないようにしましょう。
開催地 | 石岡市 |
開催時期 | 毎年9月の敬老の日を含む3日間 |
開催日数 | 3日間 |
一日あたり来場者数 | 174,333人 |
3位 ひたちなか祭り
ひたちなか祭りは、伝統的なものからポップなものまでさまざまなイベントが開催され、年齢問わず楽しめるお祭りです。
1日目の夜を彩るのは、内閣総理大臣賞を受賞された花火師による迫力満点の打上げ花火。2日目には、10台の山車と7基の神輿が街中を練り歩き、多くの観光客を魅了します。
会場周辺には、多くの屋台が出店され、ひたちなか市の特産品やグルメを楽しむことができますよ。「24時間リレーマラソン」「ダンスパレードコンテスト」「勝田TAMARIBA横丁」など、市民と観光客が一体になって盛り上がる、ひたちなか市を代表するイベントの1つです。
開催地 | ひたちなか市 |
開催時期 | 毎年8月中旬 |
開催日数 | 1日間 |
一日あたり来場者数 | 130,000人 |
4位 うしくかっぱ祭り
うしくかっぱ祭りは、昭和56年に開催された「ふるさと祭り」を継承し誕生いたしました。
昔から牛久市に住む人と、新たに住み始めた人との交流を目的とされています。
お祭り当日は、メイン会場である花水木通りが歩行者天国となり、市内の小学生による「演奏パレード」や、「うしく河童鳴子会」のメンバーを中心とした、約300人の踊り手たちが、華やかな踊りを披露します。
1番のメインは「かっぱばやし踊りパレード」といえるでしょう。2日間で1万人以上の踊り手が花水木通りを2時間にわたって、練り歩く光景は、訪れた観客にも楽しみを与えます。
お祭りの後半には「商工みこし」と「上町山車」が登場し、お祭りの盛り上がりは最高潮に。子供から大人まで楽しめる、牛久市の夏の風物詩です。
開催地 | 牛久市 |
開催時期 | 毎年7月の最終土日 |
開催日数 | 2日間 |
一日あたり来場者数 | 110,000人 |
5位 水戸黄門まつり
水戸黄門まつりは、水戸黄門のゆかりの地である水戸市で開催される伝統的なお祭りです。
水戸偕楽園花火大会と本祭に別れており、まずは7月下旬に花火大会が行われ、夏の始まりを華やかに盛り上げます。
そして、翌週には本祭が2日にわたって開催され、訪れた観客は多彩なイベントに魅了され続けることでしょう。
4mを超える「水戸ふるさとみこし」を約500人で担ぐ光景は圧巻。「水戸黄門提灯行列」では、水戸の伝統工芸品である「水府提灯」が街中を彩り、幻想的な空間を楽しむことができます。
そして、なんといっても「山車の叩き合い」は見逃せません。山車11台が参加する、県内最大級の叩き合いは迫力満点!
水戸黄門まつりのフィナーレを飾る大叩き合いでは、全ての山車が集まり、圧巻の光景が繰り広げられます。
「水戸黄門提灯行列」と「水戸ふるさとみこし渡御」では一般募集を受け付けているため、参加したい方はこまめにHPをチェックしておいてください。
開催地 | 水戸市 |
開催時期 | 花火大会 毎年7月下旬 本祭 毎年8月上旬 |
開催日数 | 3日間 |
一日あたり来場者数 | 107,500人(※花火大会のみ) |
6位 日立さくらまつり
日立さくらまつりは「日本さくら名所100選」の1つである平和通りで開催されます。
約1kmにわたって続く桜並木は圧巻で、毎年多くの観光客で賑わう日立を代表する春の風物詩です。
見どころは、ユネスコ無形文化遺産に指定されている「日立風流物」の公開。高さ15m、横幅3〜8m、重さ約5トンもある山車に、操り人形が施されており、迫力満点です。
正面の表館は5層からなり、左右が扇のように開きカラクリ人形芝居が行われます。人形の早返りや、山車の回転による表山と裏山の早替わりは見ごたえあり。
夕暮れ後は、ライトアップにより、幻想的な夜桜のトンネルを楽しめます。屋台やさまざまなイベントが催され、日立の魅力を味わえる大人気のお祭りです。
開催地 | 日立市 |
開催時期 | 毎年4月上旬 |
開催日数 | 9日間 |
一日あたり来場者数 | 70,833人 |
7位 下館祇園まつり
下館祇園まつりは、羽黒神社を中心に4日間にわたって行われる筑西市を代表するお祭りです。見どころはなんといっても、神輿の数と圧倒的な迫力。
明治28年に日清戦争の戦勝祝いに造られた「明治神輿」、羽黒神社の相殿神である玉依姫の「女子神輿」、そして重さ2トンもある、担ぐ神輿としては日本最大の「平成神輿」どの神輿も見応え抜群です。
30基を超える町内の子供神輿も要チェック。最終日の早朝に、勤行川で行われる「川渡御」も見逃せません。
川の水で神輿を清める禊の神事で、国内でも非常に珍しいといわれています。たくさんの神輿を楽しめる「下館祇園まつり」で夏の思い出を作りましょう。
開催地 | 筑西市 |
開催時期 | 毎年7月下旬の4日間 |
開催日数 | 4日間 |
一日あたり来場者数 | 61,000人 |
8位 かみす舞っちゃげ祭り
かすみ舞っちゃげ祭りは、神栖市が2日間にわたって開催するよさこい祭りです。市内外から多くの有力チームが集まり、盛大なステージで迫力のあるパフォーマンスを披露します。
観客も一体となって盛り上がる雰囲気はワクワクが止まりません。よさこいにこだわらず、HIPHOPやフラダンスなどさまざまなステージを楽しめます。
2024年には、1日目の夜に、スカイランタン1000基を打ち上げるイベントも開催され、幻想的な空間を楽しみました。
かすみ舞っちゃげ祭りの公式Instagramでドローン撮影をした風景が投稿されているので要チェック!現場でしか感じられない迫力と感動を体験してみませんか?
開催地 | 神栖市 |
開催時期 | 毎年9月中旬〜下旬 |
開催日数 | 2日間 |
一日あたり来場者数 | 60,000人 |
9位 大洗あんこう祭
大洗あんこう祭りは、あんこう汁はもちろん、郷土料理や郷土芸能など、大洗町の魅力がたくさん詰まっているお祭りです。
1番の見どころは、特設ステージで披露される、あんこうの吊るし切り。職人があんこうを華麗に捌く姿は、見応え抜群です。
あんこう汁のお店の前は、行列ができるほど人気があります。また、あんこうを使ったカレーや唐揚げも販売されており、あんこうをふんだんに楽しめるのがうれしいですね。
また、子供から大人まで楽しめるイベントが多数用意されており、観客を飽きさせません。商工感謝祭も同時に開催されるため、多くの店舗が出店し、例年大きな盛り上がりを見せています。
開催地 | 大洗町 |
開催時期 | 毎年11月中旬 |
開催日数 | 2日間 |
一日あたり来場者数 | 50,000人 |
10位 笠間の菊まつり
笠間の菊まつりは、明治41年から始まる日本で最も古い菊の祭典です。笠間稲荷神社をメイン会場に多種多様で色鮮やかな菊の花を楽しむことができます。
期間中には、参道や境内に約5000鉢もの菊が展示され、菊の美しさに魅了されることでしょう。菊水が浮かぶ手水舎はフォトスポットとしても大人気。
菊まつりの名物といえば菊人形の展示です。植木職人が、菊花や茎を使用した衣装を人形に着せたり、動物や山などに似せた菊の細工物を見せものとして公開したのが始まりとされています。
毎年、菊人形のテーマが変わるため、何度訪れても新鮮な楽しみを感じられますね。期間中には、流鏑馬も行われ、その迫力を一目見ようと多くの観客が訪れ、思わず歓声が上がるほどの賑わいです。
うっとりするほど美しい笠間の菊まつりを、ぜひ体験してみてください。
開催地 | 笠間市 |
開催時期 | 毎年10月下旬〜11月下旬の1ヶ月間 |
開催日数 | 37日間 |
一日あたり来場者数 | 22,649人 |