石岡のおまつりの治安は非常に良くなっている
石岡のおまつりといえば、酒と喧嘩が醍醐味のような、荒くれ者のお祭りとして昭和の時代には有名でした。
古くから、祭りとヤクザが密接に関わり合っていた地域でもあり、かつては非常に治安の悪いお祭りでした。救急車が出動することは日常茶飯事で、死亡事件なども発生していました。
しかし、現在では平成23年施行の「石岡市暴力団排除条例」を契機として、大幅に治安が良くなっております。
石岡のおまつりの治安が良くなった3つの理由
石岡のおまつりの治安が明らかによくなったと感じる理由を3つ紹介したいと思います。
巡行中の飲酒が規制された
かつでは、獅子や山車の巡行中にお祭りに参加している人が、日本酒の一升瓶を片手に、大騒ぎしているといった光景が当たり前でした。
昼間から、急性アルコール中毒で搬送される方もおり、またお酒による喧嘩も非常に多かったと記憶しています。暴力団排除条例の施行と合わせて、巡行中の飲酒も厳しく規制されました。
現在では、飲酒による喧嘩や事故は非常に少なくなっている印象です。
外部の会の参加が規制された
石岡のおまつりの各町内には「青年会」とよばれるお祭りを運営する会が存在します。その会とは別として、石岡市周辺の地区町村の方々が中心となって「◯◯会」などの揃いの半纏を作成して、各町内の山車の後ろや前について、巡行していました。
これらの非公認の会の方々は、お祭りを楽しむだけの目的以外の目的を持っている方も多く(例えば、大騒ぎしたい、ナンパしたいなど)トラブルに発展するケースも非常に多かったです。
また、この会への参加費用が非常に高額で、その一部が暴力団の資金源にもなっていたと言われています。
今では、このような青年会以外の会の立ち上げ等は非常に厳しく制限されており、基本的には町内後任の青年会もしくは、会(大小路町の飛鳳会など)のみがお祭りに参加するようになっており、非常に安全になっています。
暴力団が排除された
石岡市には、現在でも指定暴力団の二次団体や三次団体の事務所が複数存在し、暴力団が多い地域であることは間違いありません。
かつては、この暴力団が組織の半纏を羽織り、お祭りの街を闊歩していました。
現在では、暴力団排除条例の影響により一切お祭りには暴力団は入れなくなっています。
まとめ
石岡のおまつりは、以前は危険なイメージがありましたが、今は非常にクリーンなお祭になっています。とても楽しいお祭ですので、ぜひお越しください。