1. HOME
  2. ブログ
  3. 関東で9月に開催される伝統祭り7選

関東で9月に開催される伝統祭り7選

お祭りは、人々の心を踊らせ、地域の絆を深める特別な年中行事です。
太鼓の音や神輿の掛け声、歴史を感じられる衣装を身につけた人たちの姿は、訪れる観客を魅了します。
お祭りが近づくと心高まる感情は、誰しも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

今回は「関東で9月に開催される伝統祭り7選」をご紹介します。
熱気あふれるものや、歴史を感じられるものなどさまざまな特色をもつお祭りです。

実際に足を運び、かけがえのないひとときを過ごしてみませんか?
お祭りの熱気や伝統の魅力に触れることで、新たな発見や感動が待っています。

関東で9月に開催される伝統祭り7選

【東京都】赤坂氷川祭

都心でありながらも自然を感じることができる赤坂氷川神社。
9月になると、1年で最も重要な「赤坂氷川祭」で賑わいます。
江戸時代から続くこのお祭りは、「宵宮巡行」「子ども神輿」「神幸祭」の順で行われ、迫力ある山車と神輿が都内のオフィス街を巡行し、街中は一気に活気あふれた雰囲気に包まれます。

お祭りの一番の見どころは、盛大な山車の登場です。
江戸時代の山車の特徴である、からくりが組み込まれた迫力ある人形は必見!
当時、江戸城の門をくぐる必要があったため、縄を引っ張ることで人形の高さが変えられる仕組みが施されているのです。

その山車を思う存分楽しめるのが、神幸祭。
赤坂通りが通行止めになり、山車と宮神輿が盛大に巡行しながら氷川神社を目指します。

赤坂一体が、多くの人で賑わう魅力あふれるお祭りです。

開催地東京都港区
開催時期9月中旬
開催日数3日間
HPhttps://www.akasakahikawa.or.jp/hikawasai-r06/

【東京都】金王八幡宮例大祭

金王八幡宮例大祭は、青山、渋谷区域の祭礼として行われ、五穀豊穣・街の繁栄・氏子崇敬者の無病息災を祈願して数百年以上続けられている伝統的なお祭りです。

中心部である渋谷スクランブル交差点周辺に交通規制がかけられ、区内13の町内神輿が集まります。
国籍、地域問わず神輿を担ぐことができるとSNSで広まり、全国から多くの人達が活気あふれるお祭りに参加。
渋谷全体が迫力満点の雰囲気に包まれるのです。

境内では、「大祭特別祈祷」「神楽ステージ」「子供縁日」「未来縁日」の4つのスペースに分けられ、多くの人で賑わいます。
「神楽スペース」では石垣島出身のバンド「BEGIN(ビギン)」がフリーライブを行うのが恒例イベント。
「BIGIN」の歌声と共に楽しむお祭りは、格別の喜びを感じられるでしょう。

子供が喜ぶ縁日やイベントも開催され、大人から子供まで思う存分楽しめること間違いなしです。

開催地東京都渋谷区
開催時期9月中旬
開催日数3日間
HPhttps://shibuyamatsuri.com/

【神奈川県】鶴岡八幡宮例大祭

鶴岡八幡宮例大祭は文治3年から続く800年以上の歴史と伝統を引き継ぐ1年で最も重要なお祭りです。
源頼朝が催した「放生会」と「流鏑馬」が起源になっていると伝えられています。

お祭りの始まりは、厳格な雰囲気を感じられる「浜降祭」から。
例大祭に先立ち、神職が身を清めるために由比ガ浜で禊をする「浜降式」では、明け方の神聖な雰囲気を味わうことができますよ。

そして、盛り上がりを見せる「宵宮祭」「例大祭」「神幸祭」「流鏑馬神事」「鈴虫放生祭」に移るのですが、その中でも、見逃せないのは、氏子により神輿3基を担ぎ、宮司以下神職、錦旗、神馬、高張提灯、太鼓、盾、弓矢などからなる数百メートルの大行列と流鏑馬神事ではないでしょうか。

神輿を担ぐ大行列では、まるで鎌倉時代にタイムスリップした雰囲気に包まれ、迫力満点です。
また、流鏑馬神事で見られる、鎌倉武士さながらの狩装束に身を包んだ射手が、馬で駆けながら馬場に配された3つの的を射抜く姿は圧巻。

歴史と伝統が感じられる壮大なお祭りに、参加してみませんか?

開催地神奈川県鎌倉市
開催時期9月中旬
開催日数3日間
HPhttps://www.hachimangu.or.jp/matsuri/

【茨城県】石岡のおまつり

石岡のおまつりは、300年以上の伝統があり多くの観光客が訪れる「関東三大祭り」の一つです。
「神幸祭」「奉祝祭」「還幸祭」の3日間にわたって行われ、街全体でお祭りを盛り上げます。

1番の見どころは2日目の、幌獅子や山車の大行列。
豪華な山車の上には、屋根の代わりに歴史に名を残した人たちの人形が施されており、その迫力は多くの観客を惹きつけます。

その中でも有名なのが、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」の人形です。
石岡市の有形民俗文化財にも指定されている人形の力強さに圧倒されることでしょう。

また、石岡のおまつりならではの「幌獅子」も見逃せません。
獅子舞に比べ、はるかに大きい幌獅子が街中を練り歩く姿は圧巻です。

石岡市の各町が披露する山車と幌獅子の数は非常に多く、その魅力を堪能するには「山車・獅子位置情報GPSサービス」が非常に便利。
お手洗いや駐車場、コンビニなどの場所も知ることができるので、初めて訪れる人でも安心できますね。
別名「雨まつり」と呼ばれるほど雨が降りやすいお祭りなので、天気予報のチェックは必須です。

茨城県を代表する歴史あるお祭りに参加して、忘れられない思い出を作りましょう!

開催地茨城県石岡市
開催時期9月敬老の日を最終日とする3日間
開催日数3日間
HPhttps://ishiokamatsuri.com/

【千葉県】大原はだか祭り

大原はだか祭りは、江戸時代から続く伝統的なお祭りで、地域全体で盛り上がる情熱あふれるお祭りです。
名の通り、たくましい男たちが上半身裸で神輿を担ぎ、力強く練り歩く姿は圧巻。
その熱気と興奮が周囲を包み込み、観客を魅了します。

祭りの初日に行われる「汐ふみ」では、五穀豊穣、大漁祈願を祝い、10数基の神輿が一斉に海へと担ぎこまれます。
その後、木戸泉酒造前に全ての神輿が集結し、もみあいながら大原小学校校庭へ。

商店街通りの約1キロの道のりが人と神輿で埋め尽くされる風景も見どころの1つです。
夕方、大原小学校校庭に入った神輿は、まるで神輿通しが競争しているかのように校庭を駆け巡ります。

各神輿の提灯に灯りを灯し始めたころ、花火の合図とともに祭りはクライマックスに。
神輿を高々と捧げながら「若けもんども 別れがつらい 会うて別れがなけりゃよい」の歌を歌って神輿との別れを惜しむのです。

情熱あふれる熱気に包まれた「大原はだか祭り」をぜひ体験してみませんか?

開催地千葉県いすみ市
開催時期9中旬
開催日数2日間
HPhttps://www.city.isumi.lg.jp/soshikikarasagasu/suisanshokoka/kankopromotionhan/2/2/786.html

【千葉県】上総十二社祭り

上総十二社祭りは、1200年以上の歴史をもつ、県指定無形民俗文化財に登録されているお祭りです。
祭り当日は、玉前神社の祭神・玉依姫(たまよりひめ)が上陸したと伝えられる釣ヶ崎の祭典場へ、玉依姫の一族を祀る周辺神社から神輿が集まってきます。

御神霊を乗せた神馬(かんのうま)と神輿が、釣ヶ崎へ向かって走る「シオフミ」の姿は有名で、約2500人の裸に近い男衆が九十九里浜の渚で疾走を披露する姿は圧巻。
先導する馬神には神が乗っているといわれているため、手網を握る若者は、馬に振り飛ばされないように並走して走り続ける。
男衆の神輿を担ぐ掛け声や、観客の拍手で会場は熱気にあふれます。

一見、過酷そうに思えるお祭りですが、参加する人たちの誇りと覚悟を感じられるでしょう。

別名「裸祭り」とも呼ばれており、大勢の人たちで賑わうお祭りです。

開催地千葉県長生郡一宮町
開催時期9月8日〜14日(13日祭礼当日)
開催日数7日間(祭礼は1日)
HPhttps://www.town.ichinomiya.chiba.jp/kankou/kankouannai/bunkazai/kensiteibunka/171.html

【千葉県】勝浦大漁まつり

勝浦大漁祭りは、神輿の一斉担ぎや、江戸後期屋台・山車の曳き回しが楽しめるお祭りです。

お祭りの見どころは、神輿を担いだまま跳ねる「もみ」と呼ばれるもの。
力強い男性達の「ほら、だいりょう」と威勢のいい掛け声が街全体を熱気に包みます。
「だいりょう」とは「たいりょう(大漁)」がなまった方言のこと。
漁師町ならではの威勢の良さや勇敢で活気あふれる姿が観客を惹きつけます。

最終日に行われる、船から船へと神輿を渡していく「神輿の船渡し」も見逃せません。
神輿を担ぐ人達の熱気や情熱に圧倒されることでしょう。

勝浦漁港周辺や市内各所には屋台が立ち並び、子供が楽しめるものも多いので、4日間思う存分楽しむことができます。

海と歴史に育まれた「勝浦大漁祭り」で、心に残るひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

開催地千葉県勝浦市
開催時期9中旬
開催日数4日間
HPhttps://maruchiba.jp/event/detail_13173.html

まとめ

今回は「関東で9月に開催される伝統祭り7選」をご紹介いたしました。
どのお祭りも、長い歴史を引き継ぎ、訪れる人たちの心を踊らせるものばかりです。

各地域の特色が感じられるお祭りに参加して、特別なひとときを感じてみませんか?
きっと、かけがえのない思い出になることでしょう。

関連記事