石岡のおまつりとは

「石岡のおまつり」の歴史は古く、300年以上の伝統があると言われています。石岡のおまつりについて、解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

石岡のおまつりとは

 

石岡のおまつりの概要

「石岡のおまつり」の正式名称は「常陸國總社宮例大祭(ひたちのくにそうじゃぐうれいたいさい)」です。

茨城県石岡市で開催されるこのおまつりは、「正月やお盆に帰省しなくてもおまつりには帰る」と言われるほど、地元出身者が毎年楽しみにしているおまつりです。

関東三大祭り」と呼ばれており、地元関係者のみならず観光客も多く、県内外からも多くの人が集まる、関東でも屈指の大きなおまつりです。

基本情報

期間 9月の「敬老の日」を最終日とする3連休(計3日間)
会場 茨城県石岡市内 中心市街地
アクセス 電車 JR常磐線「石岡駅」西口より徒歩すぐ
お問い合わせ 石岡市観光協会
TEL: 0299-43-1111

石岡のおまつりの日程

石岡のおまつりは毎年9月の全4日程で開催されます。9月15日に神社にて、神事(しんじ)と呼ばれる儀式が行われます。この儀式に一般客は参加することができません。

その後、9月の第3月曜日の祝日「敬老の日」にかけて、土曜日・日曜日・月曜日と、3日間のおまつりが開催されます。各日の開催内容は以下の通りです。

1日目 行列、幌獅子(ほろじし)とともに、大神輿(おおみこし)が本殿(ほんでん)である常陸國總社宮から御仮殿(おかりや)に向けて出発します。
2日目 常陸國總社宮にて、相撲や巫女舞(みこまい)などが奉納されます。また、駅前通りでは幌獅子や山車(だし)の大行列が行われます。

2日目が一番活気に溢れると言っても過言ではないでしょう。

3日目 大神輿が御仮殿から本殿の常陸國總社宮へ戻ります。

石岡のおまつりの歴史

石岡のおまつりの始まりは古く、1,000年以上の歴史がある「常陸國總社宮(ひたちのくにそうじゃぐう」を中心に、豊作を祈願するために行われてきたと言います。その豊作祈願が今の石岡のおまつりの形となったのは、明治時代のことです。

明治時代に神輿が町を練り歩くようになり、時を経て徐々に規模が大きくなってきたと言います。そして、「石岡のおまつり」で重要なのは「年番制度(ねんばんせいど)」です。

毎年交代で市内にある1つの町が「年番町」となり、町ぐるみで常陸國總社宮へ奉仕したり、おまつり期間中に大神輿を迎え入れる御仮殿を町内に設けたりします。現在まで引き継がれている年番制度が確立したのも明治時代です。