中町
中町の見どころ
中町の見どころは、テンポが良く軽快な三村流泰輔囃子のお囃子と、石岡市の指定重要有形民俗文化財でもある山車人形の「日本武尊(やまとたけるのみこと)」です。
中町囃子連は、石岡の囃子連の中でもファンが多く、息の合ったお囃子は、聞いていてとても気持ちが良いです。とくに、ひょっとこからきつねや、きつねからおかめに切り替わる瞬間の囃子方の全員の息の合った演奏は素晴らしいのでぜひ聞いてみてください。
また、明治29年に東京人形町在住の原舟月に依頼して制作された山車人形は非常に迫力があります。山車の新調に合わせて作られたこの人形ですが、新調された山車よりも高価だったと伝えられています。
中町の歴史
中町は、明治期以降、香丸町とともに商業の中心として栄えてきました。しかし、昭和4年3月14日に発生した石岡大火により、中町を含む606戸が全焼する大災害に見舞われました。この大火の後、中町の復興は驚くべき速さで進みました。
昭和5年には、歩道とプラタナス並木を備えた新しい街並みが完成し、中町商人の底力と石岡の近代化への第一歩を示しました。
昭和53に住居表示法の施行により、中町は「国府三丁目」と改称されました。