全国の菊花紋をあしらった格式高い神輿一覧【25基】

菊花紋は、日本の皇室を象徴する紋章として知られ、古くから高貴さや権威の象徴とされてきました。

その起源は平安時代に遡り、天皇家の装飾や文様として用いられたのが始まりです。特に十六弁の菊花紋は、天皇や皇室に関連する神聖な場面で使われる特別な紋章として、歴史的な重みを持っています。

一方、神輿は神社の祭礼において神を宿らせて運ぶための神聖な道具であり、神の象徴ともいえる存在です。このように、菊花紋が神輿に施されることは、その神輿が特に格式高いものであることを示しています。

皇室と縁の深い神社や、由緒ある歴史を持つ神社で見られることが多く、菊花紋をあしらった神輿は、単なる祭礼用の道具ではなく、地域や神社の誇りを象徴する特別な存在といえます。

菊花紋をあしらった神輿の特徴

菊花紋を施した神輿は、他の神輿と比べて格別な美しさと威厳を持ち、見る者に深い感銘を与えます。その特徴として挙げられるのが、十六弁の菊花紋の繊細で均整の取れたデザインと、全体の装飾との調和です。

神輿そのものが職人の手による高度な技術の結晶であり、漆塗りや金箔などの華やかな仕上げが施されています。このような神輿は、一般的な祭礼に使用されるだけでなく、特に重要な祭事や皇室に関連する行事で目にすることが多いのが特徴です。

また、これらの神輿は地域社会にとっても大切な文化財であり、歴史を伝える役割を果たしています。その姿は、神聖さと伝統の重みを体現し、多くの人々に日本文化の奥深さを感じさせる存在となっています。

全国にある菊花紋をあしらった神輿一覧【25基】

祭礼名称	神輿写真	菊花紋の種類	地域
下御霊神社のお祭り		十六弁八重表菊花紋	京都府京都市中京区
元伊勢籠神社例大祭		十六弁八重表菊花紋	京都府宮津市
常陸國總社宮例大祭		十六弁菊花紋	茨城県石岡市
武蔵一の宮氷川神社例大祭		菊十五紋	埼玉県さいたま市大宮区
武蔵一之宮小野神社末社祭り		十六弁菊花紋	東京都多摩市一の宮
大国魂神社 暗闇祭		十六弁菊花紋	東京都府中市
葛飾八幡宮のお祭り		十六弁菊花紋	千葉県市川市八幡
寒川神社例大祭		十六弁菊花紋	神奈川県高座郡寒川町
洲崎神社例大祭		十六弁菊花紋	千葉県館山市洲崎
今宮祭例大祭		十六弁菊花紋	京都府京都市北区紫野今宮町
御霊神社例大祭		十六弁菊花紋	京都市上京区
叶神社例大祭		十六弁菊花紋	横須賀市 東浦賀
三嶋神社例大祭		十六弁菊花紋	神奈川県平塚市
北海道神宮頓宮例大祭		十六弁菊花紋	札幌市中央区
伊豆山神社例大祭		十六弁菊花紋	静岡県熱海市伊豆山
宗像神社例大祭		十六弁菊花紋	京都市上京区
忌宮神社例大祭		十六弁菊花紋	⼭⼝県下関市
居木神社例大祭		十五弁菊花心に三つ巴	東京都品川区
大将軍八神社例大祭		菊紋の中央に桔梗	京都府京都市上京区
永山神社　永山祭		十六弁菊花紋	北海道旭川市永山
西条祭り		十六弁菊花紋	愛媛県西条市
東大社桜井神幸祭		十六弁菊花紋	千葉県銚子市
安房神社例大祭		十六弁菊花紋	千葉県館山市
相模國府祭		十五弁菊の紋章	神奈川県中郡大磯町
函館八幡宮例祭		十六菊の紋章	北海道函館市